引越し先で自家用車を所有する場合は、新居と一緒に駐車場も探さないといけませんね。私の経験上、地方のアパートだと家賃に駐車場代が含まれているという場合が多いですが、そうでない場合は別で駐車場を探しておかなければいけません。
アパートやマンションの駐車場に空きがあるかどうかをチェック
駐車場を探すなら第一候補は新居となる物件の駐車場ですね。通勤などで自家用車を使う場合は家から駐車場までの距離は近いに越したことはありません。なので、まず最初に新居となるアパートやマンションの駐車場に空きがないかどうかを確認してみましょう。
基本的には新居の契約時に駐車場の空きがないかどうかを確認して、空いていれば部屋とセットで契約するというのが一般的です。
近隣の駐車場は物件の下見の時に歩いて探す
大型の賃貸マンションだと部屋戸数分の駐車場は確保されていないので、そういった場合には近隣で月極(つきぎめ)の駐車場を探す必要があります。
近隣の駐車場は物件を下見する際に歩いて探すのがもっとも手っ取り早いです。歩いて探すと部屋までの距離や一方通行などの道路状況もわかりますし、現場を見ておけば車の出し入れがしやすいかどうかなども同時にチェックすることができます。
月極の駐車場には大家さんか不動産管理会社の連絡先がかかれた看板がかけられているので、1件1件空きがあるかどうかを確認しながらまわっていきましょう。その時に大家さんに確認するのは1.駐車場の使用料(家賃)、2.保証金、3.仲介手数料が必要かどうか、4.車庫証明の費用、の4点です。
1.駐車場の使用料
駐車場の使用料は部屋の家賃と同じように相場がありますが同じ地域でも値段に多少の違いがあります。駐車場が砂利敷きだったら少し安かったりシャッター付だったら少し高かったりという感じですね。気にならない場合は安い方が良いですが、砂利敷きだと小石が跳ねて車体に傷が行く可能性があったり、砂ほこりで車が汚れやすいというデメリットがあったりします。
そういうことでも毎月の使用料に差が出ることがあるので、1件1件下見するときには電話番号や使用料と一緒に駐車場の特徴も一緒にメモしておくとあとで確認したときにわかりやすいですね。
2.駐車場の保証金
駐車場の契約をするときに保証金が必要になることがあります。保証金は毎月の使用料の1か月分とか3か月分とか管理会社によっていろいろです。万が一駐車場内でトラブルがあった場合や使用料の滞納があった場合に差し引かれるということがあるようですが、基本的には解約時に全額返金されるという契約が多いのではないかと思います。
大家さんや管理会社に保証金の金額を確認する時には、金額と一緒に保証金が返金される条件も一緒に確認しておきましょう。
3.駐車場の仲介手数料
駐車場を不動産会社が管理している場合には駐車場の契約にも仲介手数料が必要になる場合がありますので、あらかじめ管理会社に仲介手数料が必要になるかどうかを確認しておきましょう。
駐車場の大家さんと直接契約する場合には仲介手数料は不要ですが、稀に大家さんが不動産屋さんを介しての契約を求めてくる場合もあります。そういう場合には仲介手数料を請求されることがあるので、駐車場の連絡先が大家さんになっている場合でも仲介手数料の有無はしっかり確認しておきましょう。
4.車庫証明の費用
引越しする場合には車の車庫証明の申請をする必要があります。車庫証明は警察署で申請することができ、必要な書類は警察署で入手することができます。警察署で必要になる手数料の金額は地域によって異なりますがおよそ2,500円ほどです。
ただし、月極駐車場の場合は大家さんに書いてもらわないといけない書類があるため、使用料や保証金とは別に「車庫証明代」が必要になることがあるのです。
この費用にはいまいち相場があってないようなものなのですが、無料でやってくれるところもあれば使用料の1か月分が請求されるというところもあります。ですので、この車庫証明代についても事前に確認しておく必要があります。
ちなみに、車庫証明を申請する際には以下のような条件を満たしている必要があります。
- 自宅と駐車場の直線距離が2km以内
- 駐車場から道路へ支障なく出入りができる
- 車全体が駐車スペースに収まり、前後左右に余裕がある。
入居者を募集している月極駐車場でもこの条件を満たしていなければ車庫証明の申請が通らず、車を保管することができなくなってしまうので注意が必要です。特に全長が5m、全幅が2mを超えるような大型の車の場合は普通の駐車場だと3つ目の条件を満たすことができないことが多いので、そういった車を所有している場合は駐車場の大きさもしっかり確認しておきましょう。
現場を下見できない場合の駐車場の探し方
遠方の引越しで現場の下見をしない場合もあるかと思います。そういう場合には駐車場の下見をすることができないので、部屋を契約した不動産屋さんに近隣の駐車場を探してもらうか駐車場検索サイトを利用しましょう。
駐車場近隣の雰囲気や道路の状況はGoogleMapなどである程度は確認することができますので、出し入れが困難な立地ではないかなどをチェックしておくと良いでしょう。