私は小動物が好きで、小型のジャンガリアンハムスターからはじまりゴールデンハムスター、キンクマ、ミニウサギ、ホーランドロップイヤー、フェレット、ファンシーラットと一緒に生活をしてきました。
ペットを連れて引越しをする場合には自分自身以上にペットのコンディションに気を遣う必要があります。そこで私がペットと一緒に引越しをする際にどのような段取りでやっているのかをご紹介します。
引越し先で頼りになる動物病院を探しておく
ペットとの引越しでまず最初に行うのが引越し先で頼りになる動物病院探しです。
犬や猫といったメジャーなペットの場合は動物病院を探すのは難しくありませんが、小動物のジャンルになると診てもらえる病院というのは多くはありません。
また、仮に「小動物も診ますよ」というような触れ込みの動物病院が見つかったとしても、本当に知識やノウハウを持っているのかはわかりません。
動物病院のブログをチェックする
そこで私がよくやるのが動物病院のブログをチェックするという方法です。
動物病院のブログを見てみると日々どんなペットの診療をしているのかが記事にされていたり、院長先生がどのようなペットを飼っているのかというのもわかります。
病院のホームページは言ってみれば広告に過ぎませんので「犬も猫もフェレットも鳥もなんでも診ます」と書かれていることは少なくありませんが、ブログをチェックしてみると本当にそういった動物の診療がされているのかを知ることができるのでおすすめです。
口コミサイトをチェックする
動物病院の口コミサイト(レビューサイト)も有効です。
口コミの多い病院だと患者さんがどんなペットのどんな病気や怪我を見てもらったのか、対応や料金はどうだったのかなどが書き込まれていたりするので参考になります。
とはいえ口コミサイトは動物病院から広告収入を得ていることもあり、批判的な書き込みができなかったり削除されているケースもあるようです。
ですので動物病院の口コミサイトはあくまでも参考程度に利用するのが良いでしょう。
引越し当日に預かってもらうペットホテルを予約する
引越し当日は作業員の出入りなどでペットに緊張を与えてしまいますので、私は引越しの当日はペットホテルや動物病院に預けるようにしています。
引越し業者の到着よりも前に預けておく必要があるので、引越し作業の開始が早朝になる場合は前日から預けておくようにします。そして新居にすべて荷物を運び入れてからペットを迎えに行きます。
慣れた家では堂々としているペットでも不慣れな環境では急に体調を崩したりすることもありますので、引越しの時は必ずペットホテル等に預けることをおすすめします。
ペットのご飯や給水器は自家用車で運ぶ
特に遠距離での引越しになるような場合は新居ですぐに必要となるご飯や給水器、ケージはすべて自家用車で運ぶようにしています。
なんらかの事情で荷物が遅れたりした場合に同じペットフードが調達できないと命に関わってしまいますからね。
フェリーや飛行機でペットを移動させる場合
大阪から九州への引越しの際にはフェリーにペットを乗せて移動しました。
フェリーにはペット専用の部屋があって、その部屋の中に15個位のケージが並んでいました。ペットは客と一緒の居住区に入ることはできないので、フェリーの場合はこの部屋で預かってもらうことになります。
私の場合はウサギとフェレットを乗せて4回利用しましたが特に問題はありませんでした。
ただし、中には不安になってものすごく吠える犬もいましたので、預けたペットにストレスを与えてしまう可能性は否定できません。
うちの場合は無頓着なフェレットとウサギだったので問題ありませんでしたが、普段からペットホテルなど自宅以外の環境に慣らしておくというのも大切かもしれません。
また、フェリーで運ぶ場合はフェリーのペット専用部屋までの移動に使うケージの他に、ペットフードや給水器が必要です。
水道はペット専用部屋の中にありますが、帰りのトイレ掃除をする必要があるのでトイレットペーパーを1ロール持っていくようにしていました。
飛行機で運ぶ場合はペットのストレスに要注意
場合によってはペットを飛行機に乗せて移動することもあるかもしれません。
この場合もフェリーと同じく客室とは違う場所で預かってもらうことになるのですが、飛行機の場合はフェリーと違ってペットを「荷物」としてしか預かってもらえないようです。
専用のペットクレート(移動用ケージ)に入れて貨物室に乗せてもらうという感じですね。
気温は客室内と同じように設定されているようですが、ネットの口コミなんかを見ていると移動中のストレスなどで死亡してしまったというケースも少なからずあるようです。
犬や猫、また小動物も同じですが、ペットにストレスは大敵です。できるだけストレスを与えない方法で引越しするようにしてあげましょう。
ちなみに、飛行機の場合は気圧の影響を大きく受けてしまう短頭犬種(パグやフレンチブルドッグなど)は預かってもらえないので注意が必要です。