3月4月は学生や新社会人が一斉に引越しをする繁忙期です。この時期の引越し料金は1年のうちで最も高額になってしまうので、引越しをする人にとっては頭が痛いですよね・・・。そこで気になるのが単身引越サービスです。今回は有名どころのヤマトと日通の単身引越のサービス内容と料金設定を比較してみました。
単身引越サービスは料金がわかりやすい
荷物の少ない単身者なら各引越し業者の単身引越サービスが気になりますよね。
例えばヤマト運輸の単身引越サービスの場合だと、単身引越専用のボックス単位で料金が決められています。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、衣装ケース3個、布団袋、スーツケース、段ボール箱10個まで入るフルサイズのBOX1個で12,000円からという料金設定です。
最安値12,000円は関東エリアで同一市区内、3つの割引(web割引、早期割引、平日割引)を適用の場合です。
テレビやタンスがある場合にはもう1つBOXを追加するか宅急便を使って入らない分だけを個別に配送することができるので、事前にある程度引越し料金を予測しておくことができますよね。
日通の引越し単身パックというサービスもBOXの大きさはほぼ同じ、ホームページで公開されている料金は15,000円からとヤマトに比べると少し高くなっていますが、割引の使い方次第で料金設定に大差はなさそうです。
このようなサービスは実家を出て初めて1人暮らしをする時など、荷物が少ない単身引越しの場合に重宝します。
単身引越サービスは融通が利かないというデメリットが
引越しでありがちなのが、当日になってから思っていたより荷物が多くなってしまったというパターンです。
当初予定していたダンボール箱の数で収まらなかったとか、押入れを整理していたら思いのほか荷物が増えてしまったなんてことありますよね。
そういった時に普通の引越しサービスであれば多少の融通が利くことがあります(必ずではありませんが)
実際のケースだと自分で運ぶ予定だったサーフボードを当日になってトラックに載せてもらうことになったり、自転車1台のつもりが2台になってしまったことがありました。
この時は単身引越ではない普通の引越しプランでしたが、余分な荷物も割増料金なしで載せてもらう事が出来ました。
しかし単身引越サービスだとBOX単位での料金設定となっている為、当日になって万が一BOXに入らなければトラックに載せることはできません。
そうなると宅配便を使って個別で配送しなくてはいけなくなってしまいます。
荷物の容量だけでなく縦横の長さにも注意が必要
単身引越サービスの場合はあらかじめ決められたBOXの中に荷物を収納する必要があります。
ヤマトの単身引越サービスの場合
フルサイズ・・・1.83㎥(横1.04m×奥行1.04m×高さ1.70m)
miniサイズ・・・1.40㎥(横1.04m×奥行1.04m×高さ1.30m)
どちらのBOXも奥行と幅は同じで高さだけが異なります。フルサイズでだいたい押入れ1段分の大きさです。
日通の引越し単身パックの場合
Lサイズ・・・1.96㎥(横1.08m×奥行1.04m×高さ1.75m)
Sサイズ・・・1.23㎥(横1.08m×奥行0.74m×高さ1.55m)
2社のサービスを比較すると容量自体はさほど大きな違いはありませんが、BOXによって奥行と高さが少し違いますね。
またどちらのBOXも一番長い辺の長さが1.7m程ですから基本的にベッドを運ぶのは無理だと考えておいた方が良いでしょう。
ベッドだけを別配送するとなるとかなり送料がかかってしまうので、ベッドを持っていきたい場合は単身引越サービスではない普通のプランを選択するか引越し先で新たに購入した方が良いかもしれません。
単身引越サービスは最小限の荷物だけで引越しするというケースでは有効ですが、あれもこれも運びたいと荷物を増やしていくと普通のプラン以上に費用がかかってしまいます。
まとめ:単身引越サービスが最安値になるとは限らない!?
単身引越サービスで得をするのは、とにかく荷物が少ないユーザーです。
家具や家電はすべて新調するつもりで段ボール箱さえ運んでもらえれば良い、というような場合におすすめのサービスと言えるかもしれません。
どちらにしても、必ずしも単身引越サービスが最安値になるとは限りません。
最近ではネット見積もりに力を入れることでかつてないほどの格安料金を提示する引越し業者も増えてきています。
同じ荷物、同じ距離でも見積もり料金に数十万円以上の差が出ることだってあります。
引越見積もりで損しないためには、とにかく一括見積を上手に活用して安く運んでくれる引越し業者を探すようにしましょう。