引越しする時に意外とお金が掛かってしまうのがエアコンやウォシュレットの取り外し&取り付けのオプションです。マイエアコンを持って引越しした方が良いのか、少し家賃が高くてもエアコン付きの築浅物件に引っ越した方が良いのかを考えてみました。
エアコンやウォシュレットの工事はオプション料金が必要
ウチはペットを飼っているというのもあってほぼ1年中エアコン付けっぱなしです。
電源を入れたり切ったりすると電気代がかかってしまいますが、夏は28度、冬は22度に設定して1日中付けっぱなしにしておくと電気代も気にならず快適に過ごすことができます。もはやエアコンは一家に一台、いや一部屋に一台の生活必需品なのですが、頭が痛いのが引越しの時にかかる取り付けや取り外しのオプション料金なんですよね。
通常、引越しの基本料金の中にはエアコンやウォシュレットの取り外し&取り付け工賃は含まれていません。マイエアコンやマイウォシュレットを持ったまま引越しする場合には、基本料金とは別にオプション料金を支払う必要があるのです。
これはエアコンの取り付け・取り外しは引越し業者のスタッフさんではなく引越し業者と提携している電器屋さんが行うためで、大体は引越し作業前に電器屋さんが部屋にやってきて取り外しをしてくれます。
で、問題はそのオプション料金。
某運送会社の料金体系を見てみるとこのようになっています。
エアコンの移設(壁掛け/家庭用:冷房能力4kwまで)
エアコンの取り外し工事 | 8,000円(税抜)~ |
エアコンの取り付け工事 | 12,000円(税抜)~ |
つまり、エアコンの取り外しと取り付けをやってもらうとそれだけで最低20,000円の工事費用がかかってしまうのです。
さらにこの料金は【最低】となっているのがポイントで、引越し先の部屋の状況に応じてホースの長さが足りなければ数千円追加、穴あけが必要なら数千円追加というように加算されてしまうので、ホームページの中の説明でも合計料金が50,000円近くにもなってしまっています。
もしエアコンが3台あったとしたら工賃だけで150,000円もかかってしまう計算です。これはなかなかの出費ですよね。少し割高になる代わりに追加費用が発生しない【パック料金:27,000円~】というのもありますが、それでも結構な出費になることは変わりません。
料金は引越し業者によって多少の違いはあるものの、大体同じくらいの費用がかかるとみておいて間違いはありません。
ウォシュレットもオプション工事費が必要
エアコンと同じくらい、いや、人によってはそれ以上に手放せないのがウォシュレット。
このウォシュレットも引越しの基本料金には含まれてないので、取り外し&取り付けには15,000円程度の工事費がかかります。新品のウォシュレットが買える値段ですねコレは。
引越し料金はモノを運ぶことに対する料金なので、エアコンやウォシュレット以外にも食器洗い乾燥機やテレビやホームシアターの配線なんかも引越し業者に依頼するとオプション料金が必要になります。
単身ならエアコン付き物件に引っ越す方がお得
エアコンやウォシュレットといったオプション料金のかかる設備を持っていかないようにすれば引越し代を節約することができます。
単身者用のワンルームから1LDKまでの築浅物件を狙えば、エアコンやウォシュレットが設置されている部屋もたくさんあります。次の引越しでもオプション料金がかからなくて済むので、家賃が数千円高いくらいならむしろお得になる事が多いはずです。
さらに、もし今エアコンやウォシュレットを持っているならリサイクル店に買い取ってもらうと良いでしょう。
ただし2LDK以上のファミリー物件の場合はウォシュレットは付いていてもエアコンは付いていないという場合も少なくありません。付いていてもリビングに1台だけというのが多いですね。
ファミリーの場合はエアコンのオプション料金を妥協する代わりに引越し業者の一括見積もりを上手に活用して引越し料金を徹底的に安くするようにしましょう。